元総社幼稚園に新卒正規採用となった2名の保育士さん。前回は、Kさんのインタビューをお送りしました。
第2回目は、やはり小さい頃から保育士になりたいと思っていたYさんです。埼玉県出身のYさんは、大学卒業後、資格取得を目指しながら他の幼稚園で1年間働きましたが、元総社幼稚園と出会い、就職を決めたそうです。理想とする教育に出会えて毎日が充実しているようです。
Yさん
埼玉県児玉郡出身
群馬大学教育学部教育専攻 卒業
2023年入職。小さい頃から保育教諭を目指し、国立大学で幼稚園教諭免許が取れる群大教育学部へ進む。卒業後は、1年間他の園で保育補助(副担任)として働き、元総社幼稚園の保育環境や教育方針に惹かれて就職を決意。趣味は食べ歩きなど。
自分が理想としていた教育に出会えました
目次
保育士を目指したきっかけは・・・
ーーまず、保育士を目指したきっかけを教えてください。
私が通っていた幼稚園は年少から年長まで合わせて20~30人程度と人数が少ない幼稚園で、みんな一緒になって遊ぶような園でした。そこで年下の子の面倒を見るのが楽しかったからです。こぢんまりとしたアットホームな園でした。
ーーそこから群馬大学の教育学部に進みましたね。
そうですね。色々な道が考えられましたが、高校の頃進路を決める時に「教えることに向いてるよ」と先生から言われたんです。将来、保育者を養成する道もあるのかなと思って群馬大学教育学部に進学しました。あとは国立大学なので学費も節約できるかと・・。教育専攻という課程に入って、保育士、幼稚園教諭のほか小学校教諭一種の免許も取ることができました。
ーーそして、その附属幼稚園で働き始めたんですね。
はい。大学卒業後は大学の附属幼稚園で働きました。国立なのでそこで働くために必要な公務員試験の勉強をしながら非常勤の保育補助(副担任)として働きました。公務員試験は1次試験まで合格していましたが、元総社幼稚園に就職が決まったので、そこで受験は辞めることにしました。1年間そこで働いて今年4月に入職、3歳児クラスの担任をさせていただけることになりました。
元総社幼稚園の魅力とは
ーー元総社幼稚園に決めた理由は何だったのですか?
「あそびを中心とした学びを重視する保育」というのが私の理想とする教育と合っていたからです。働いていた附属幼稚園も同じような考えで通ずるものがありました。そして、いつかはクラス担任を持ってみたいという希望があったので、それが叶えられる元幼で働いてみたいと思いました。
ーー就職活動はどのように行ったのですか?
合同就職説明会に行きました。元幼のことはホームページで見ていて知っていたので話を聞き、見学させていただきました。
ーー見学してみていかがでしたか?
とにかく子どもたちが元気で、パワーがあって、笑顔で、積極的に話しかけてくれて話も面白いし、素敵な園だなと思いました。子どもたちが自主的に遊んでいる感じがしました。「あそびを中心とした保育」を掲げる園はいくつもあると思いますが、ここまで深く実践できている園は少ないのではないかと思いました。
子どもたちにパワーをもらう
ーー実際に働いてみていかがですか?
とにかく子どもたちが元気。人と関わってこんなに元気をもらえる仕事ってなかなかないですよね(笑)。ブロック、工作、鬼ごっこ遊び、、4歳児は個性も出てくるので毎日楽しく刺激的に過ごしています。
ーー仕事で大変な事はありますか?そしてそれはどのように払拭していますか?
今の年中さんクラスは19名で、先生がサポートしてくれますので安心感はありますが、基本的に一人で回していかなくてはならないので大変ではあります。昨年副担任をやっていましたが、担任となると思っていたより大変でした(笑)。一人ひとりペースや特性も違うので目配りしながら頑張っています。
大変な時は学年リーダーの先生や先輩の先生方に相談します。先生方も皆忙しいので相談するタイミングを掴むのが難しいですが、なるべくすぐに解決できるようにしています。職場の雰囲気は良いので相談しやすいです。
これから大きな行事も出てくるので、準備や段取りよくできるように先輩方の先生の動きなども見て学んでいこうと思っています。
一人ひとりに向き合える保育教諭になりたい
ーー休みの日はどのように過ごされていますか?
今は一人暮らしなので、休みの日は実家に帰っておいしいご飯を食べて元気チャージ。そして買い物などに出かけてリフレッシュしています。
ーーこの園でこれからやってみたい事や、チャレンジしてみたい事はありますか?
今は子どもたちを見ることでいっぱいで具体的には考えられませんが、この1年、2年、3年と関わっていく中で、日々実践しながら保育について学んでいきたいです。
ーー最後に、こんな保育教諭になりたいという夢を聞かせてください。
子どもを中心に考えて、一人ひとりと向き合うことのできる保育教諭になりたいです。つい自分の効率の良さを考えてしまうことがありますが、これでは子どもの学びにならないですからね…。子ども目線で考え、一人ひとりと向き合える先生になりたいです。