令和４年度の就職戦線も始まろうとしていますね。そこで今回は、これまで元総社幼稚園に寄せられた保育士就職希望者からのよくある質問とそれに対する回答を紹介してみたいと思います。元総社幼稚園に興味のある保育士志望の学生さん、まだよくわからないなあと思っている学生さんも、ぜひこの記事を参考にしてみて下さいね！
目次
- 就活生はどんな質問を持っているのか
- 就活生からの質問15選 に 元幼が答えます
・教育方針について
「遊びを中心とした学びを重視する保育」とはなんですか？
「ICT化の促進」とありますが、ITの知識が必要ですか？
・仕事について
貴園で働くのに必要なスキルは？
入職後のキャリアアップはありますか？
・休日・休暇、シフトについて
土曜日は出勤ですか？
残業はありますか？
・給与について
給与はいくらですか？
・資格について
保育士、幼稚園教諭免許、両方必要ですか？
・入職後について
採用になった場合、４月のスケジュールは？
・研修について
入職前の研修はありますか？
・園の雰囲気等について
人間関係が心配ですが、園はどんな雰囲気ですか？
男性の先生はいますか？
・その他
給食はありますか？
クラスの配属はどのように決まりますか？
入職までにしておくことはありますか？
就活生はどんな質問を持っているのか
保育士としての就職を希望する新卒生は、幼稚園・保育園に対してどんなことを聞きたいと思っているのでしょうか。やっぱり、お給料は？休日は？残業はあるの？どんな教育方針なの？職場の雰囲気は？ などが気になる様子。でも実際は「聞いていいのかな」「聞きづらいな」と迷ったりするものですよね。
そこで、これまでに就活生から寄せられた質問を選びましたので、ぜひ参考にして、元幼のことをもっともっと知って下さい。
就活生からの質問15選に元幼が答えます
■教育方針について
・教育方針に「遊びを中心とした学びを重視する保育」とありますが、具体的にはどのような活動をするのか教えて下さい。
ーー子どもたちは自ら遊びを見つけていきます。その遊びの中のふとした言葉やつぶやき、アクションを拾って教諭が適切な声かけをして次の行動に導いてあげることを目指しています。例えば、園児が庭で虫を発見したとします。教諭が「どこへ行くのかな」「お家に帰るのかな」と言った声かけをしてあげることで虫の生態や命に興味を持つかもしれません。年長児であれば「何ていう虫かね？調べてみようか」と図鑑を調べて「わかったよ」という達成感を与えられるかもしれない。色々なケースがあります。ただ遊ばせているだけではなく、遊びからくる子どもの好奇心に火をつけてあげて発展性を持たせられるような保育を行っています。
・教育方針の中の「５本の柱」に、「ICT化の促進」という項目がありますが、ITの知識や技術が必要なのでしょうか？
ーー「ICT化の促進」とは、主に、家庭へ配布する園からのお便りや連絡網、職員間の伝達・連絡などのデジタル化を進めていることを指します。学生さんは普段スマホを使いこなしていることと思いますので、その知識があれば特別問題はありません。
■仕事について
・貴園で働くのに、どのようなスキル、心がまえが必要ですか？
ーー当園は、認定子ども園であり、0歳児から年長児まで一貫して見ます。学校で習う基本的な発達段階（○歳児では何ができる・できない、等 ）を理解していることが必要です。
しかし、それはあくまでも机上の学習であり、実際の現場に出ると様々な子どもがいます。発達の早い子、遅い子など、子どもたちの成長や発達は教科書通りにはいきません。一人ひとりの子に沿った成長・発達を見極められる目を持って、見るセンス、キャッチするセンスを日々の活動で磨いていってほしいと思います。
・入職後のキャリアアップはありますか？
ーーあります。最初はクラス担任を何年か経験したあと、適性に応じて、未満児・以上児それぞれのクラスリーダー→部門リーダー→主任のようにステップアップしていきます。平成27年に認定子ども園に移行して体制も一新し、働きやすく、個々の能力を発揮しやすい組織づくりに努めているところです。
■休日・休暇、シフトについて
・土曜日は出勤ですか？
ーー毎週ではありません。保育参観や発表会など、保護者が参加するような大きな行事がある時は出勤になりますが、年間を通して数日程度です。また、土曜日が出勤になったぶんは、平日を時短にするなど、勤務時間の振り替え制度があります。
・残業はありますか？
ーー行事の前や担当する業務によっては残業になってしまうこともありますが、園としては残業を強制することはありません。仕事が時間外にならないように、仕事を割り振り、余裕を持って業務にあたれるようにサポートしていきます。
■給与について
・給与はいくらですか？
ーー基本給は、短大卒・幼稚園教諭二種と保育士の併有で17万5,000円です。持っている資格などでも変わります。詳しくは園ホームページの採用情報をご覧ください。
■資格について
・保育士、幼稚園教諭免許、両方必要ですか？
ーー当園は認定子ども園ですので、保育士と幼稚園教諭の免許は必須となっています。
■入職後のスケジュールについて
・採用になった場合、４月はどのようなスケジュールになりますか？
ーー４月当初より加盟する団体や群馬県主催の新規採用研修がスタートします。１年間で約１０日間くらいの集合研修が予定されています。それ以外に園内研修で実務や社会人マナーの研修が行われます。
■研修について
・入職前の研修はありますか？
ーー必要に応じて随時、研修を行うことがあります。また、必須ではありませんが、個々の希望により入職前の3月末に研修を受け入れています。これは必ず受けなければいけないものではなく、現場の仕事を実感してもらうという意味で行っています。春休みの時期に数日～１週間程度、内定者さん一人ひとりの都合の良い日に来て、通常の預かり保育の業務を体験することができます。
■園の雰囲気等について
・人間関係に不安があるのですが、園はどのような雰囲気ですか？
ーー先生方は正規職員、パート含め、合計で40人ほどの園です。年代も20代から40代までと幅広く、個性豊かな先生が集まっているので、園内はいつも活気にあふれています。明るくオープンで意見も言いやすく、風通しの良い職場です。ベテランの先生も多いので、困った時の相談にも乗ってもらえるでしょう。
・男性の先生はいますか？
ーー現在は、園長以外の男性の職員はいません。
■その他
・給食はありますか？
ーーはい。お昼は完全給食となっています。クラス担任は子どもたちと一緒に給食をいただきます。
・クラスの配属はどのように決まりますか？
ーー本人の希望を聞いた上で、全体のバランスを見て園の方で決定します。希望が100%通るとは限りませんが、１年ごとに見直しをしています。担任を持った場合も一人の先生に負担をかけることはなく、「チーム保育」をスローガンに掲げて園全体でサポートしていきますので安心して下さい。
・入職までにしておくことはありますか？
ーー特にこれをしておかなければならない、ということはありません。当園では、先生方が楽しく働ける園を目指しています。先生が無理して「こうしなきゃ、ああしなきゃ、、」とあくせくしていたら、その焦りや苦しみは必ず子どもたちに伝染してしまいます。
もし、皆さんが好きなこと、得意なことがあったらぜひそれを大切にしてほしいと思います。ピアノが得意・歌が好き・スポーツが好き・ものまねが得意・絵を描くのが好きなどあれば、いつか子どもたちにその楽しさを伝えたり、発表する機会を作ったりと、普段の活動に生かすことができます。得意なことがなくても、子どもが好きという気持ちがあれば大丈夫です。当園は先生たちの良さを発揮して、楽しくのびのびと働けるような環境やプログラムを作りたいと思っています。どうか、自信を持って仕事に臨んでください。そのために、心身の健康に気をつけて入職までの日々を過ごしてもらいたいと思います。
気になったことは勇気を出して質問してみよう
いかがでしたか。就活生からよくある質問と、その答えを掲載してみました。コロナの関係で、園見学や実習もままならない日が続くと、その園を深く知る機会もないまま就職となってしまうかもしれません。就職してからのミスマッチがないように職場のことはよく知っておきたいものです。
「何を質問したらいいかわからない」「こんなこと聞いていいのかな？」という人も多いと思います。当園では、気になる質問はいつでも受け付けていますので、不安なこと、わからないことがあったらぜひ気軽に質問して下さい。
